[フォト]「女装男子」が急増中 きれいならOK?
◆中間の上着として
オンワード樫山(東京都中央区)は1日、主力ブランド「ダックス」「五大陸」などでジャージー素材のジャケット(2万9400円〜)の販売を強化した。ジャージーは1本の糸をループ状に編んだもの。スーツなどの縦糸と横糸を交互に織った生地と違い、軽くて伸縮性があり、一般的には運動着に使われることが多い。
同社は年末年始、成田空港や東京駅、都内商業施設などで男性1千人の上着を調査。ジャケットの着用率は全体で7%だったが、おしゃれな店が多い商業施設では18%と高めだった。メンズ事業本部の小河原弘晴課長代理は「日本人は仕事のスーツ以外はフリースやセーターが多い。この中間の上着として提案したい」と話す。
中でも真夏まで着られる麻のジャケットが好調だ。麻独特の光沢感を残しながら、糸の粒が出ないように加工。大型連休を控え、今後は旅行やゴルフ用の上着としてアピールするという。
ユナイテッドアローズ(渋谷区)は、ポロシャツに多い鹿の子編みや、ニットを思わせる細かい編み目が柄のように見える生地のジャージージャケット(2万3100円〜)をそろえた。細身スーツの人気を受け、楽な着心地を維持しながら、着用して正面から見たときに細く見えるよう前身ごろは細めにし、後ろ身ごろはゆとりを持たせた。
色は紺、グレー、ボルドー(赤紫色)の3色。流行を意識するなら、ボルドーでシングルよりダブルジャケット、白やベージュなど慣れた色でまとめる場合は紺やグレーがそれぞれおすすめ。生地がカジュアルなので、シルクシャツや重厚感のある革靴はバランスが悪いので避けた方がよい。UA本部事業戦略部の渡辺健文さんは「ジャケットは社交着の側面もあり、紳士の必需品」。
◆使い分けて気軽に
パターンオーダーでもジャージー素材の注文が増えている。
アルデックス(愛知県豊橋市)東京店は、縦方向にナイロンの糸を交ぜながら麻と綿の糸を編み込むことで、布の縁が切りっぱなしでも糸がほつれない生地を採用。切りっぱなしの部分は襟などにデザインとして生かし、芯(しん)や肩パットは使わないなど構造はカジュアルだが、独自の型紙と縫製で上品なデザインに仕上げた。
価格は5万8千円からと安くはないが、顧客の平均年齢は35歳で年代を問わず好調だ。山口達三社長は「技術とデザインが進歩し、今はジャケットを使い分けられる。もっと気軽にジャケットを楽しんでほしい」とアピールする。
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